トリキュラーはピルの中でも低用量ピルとカテゴライズされています。性行為の前から服用しておくことで避妊措置を取らなかったとしても高い確率で妊娠を回避する効果があります。服用方法、飲み忘れの際の対処法、入手方法など様々な情報を更新していきます。

ピルを服用したいなら禁煙しないとダメ

ピルは避妊効果があるだけでなく、生理痛や生理前の諸症状を改善する効果もあるため、正しく使えば女性にとってとても有用な薬です。
しかし、ピルは体質や年齢、生活習慣によって個人との相性があり、相性が悪いと重大な副作用を起こすリスクが高まってしまいます。
そのためピルが自分の体質や生活習慣と合っているかどうか、できるだけ見極めることが必要です。
ピルの副作用のなかで、とりわけ深刻な症状を引き起こすものが血栓症ですが、血栓症を起こしやすいかどうかにも個人の生活習慣が関係しています。
ピルの副作用による血栓症のリスクを高くする要因はいくつかあり、たとえば年齢が高いとリスクも高まり、肥満の人も血栓症を起こす割合が高くなります。
なかでも喫煙は血栓症のリスクを高める大きな要因です。
ピル服用者のうち喫煙者と非喫煙者とを比べた時、喫煙者の血栓症リスクはぐんと高くなるため、ピルと喫煙の相性は最悪と言ってよいでしょう。
そのため、35歳以上で1日15本以上煙草を吸う人は、ピルを使用することができないと言われています。
ただし、これはあくまで目安であり、14本以内なら大丈夫だというわけではありません。
やはり、ピルを服用するならば禁煙しないとダメだと考えるべきでしょう。
血栓症になってしまうと、足や体の各部位に痛みが出始め、さらに息を吸う時に鋭い痛みが起きる、強い頭痛がするといった症状が出てきます。
また視界がかすんだり、視野が狭くなるなど視覚へも影響がおよび、体の片側がしびれるといった症状が出ることもあります。
最も恐ろしいのは、血栓によって心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしてしまうことで、そうなると最悪の場合は死に至る危険が生じます。
命をとりとめても後遺症が残ることがあり、日常生活に大きな影響を及ぼしてしまいます。
そうしたリスクを少しでも少なくするため、喫煙者はピルを使用しない、使用したい場合は禁煙する、ということが求められているのです。

喫煙者がピルを服用すると血栓症が起きる危険性

喫煙者がピルを服用すると、なぜ血栓症が起きるリスクが高まるのでしょう。
これは、血栓症という病気の仕組みが関係しています。
血栓症の原因は、体内の血管の中で血の塊ができてしまうことです。
この血の塊が血管に詰まってしまうことで、さまざまな症状が出てきます。
特に足に血栓ができることが多いため、最初は足の痛みやむくみとして表れることが多く、足がつったり、だるくなる原因にもなります。
この血栓が肺に行くと呼吸を妨げ、突然に呼吸が苦しくなったり、呼吸困難に陥って死亡につながる事態を引き起こします。
また、血栓が心臓の血管に詰まった場合は心筋梗塞を起こし、脳の血管に詰まると脳梗塞を起こします。
血栓症による心筋梗塞や脳梗塞は、こうした仕組みによって起こっているのです。
ピルを服用すると、血管内に血栓ができるリスクが高まります。
さらに喫煙は、これを血管に詰まりやすくする要因になります。
それは、煙草の中に含まれるニコチンが関係しています。
ニコチンには血管を収縮させる作用があるため、ピルを要因としてできた血栓が、さらにニコチンの血管収縮作用によって詰まりやすくなってしまうのです。
ピルの服用者が喫煙することは、このように2方面から血栓症のリスクを倍増させてしまいます。
結果的に、ピル服用者の喫煙は、血栓症の危険性を跳ね上がらせてしまうことになるのです。
ピル服用者の血栓症リスクは、年齢や肥満度とも関わっていますが、喫煙が危険性を高めることは明らかです。
特に、年齢や体型などの複数の危険要因が重なっている人は、少量の喫煙だからといって油断するべきではありません。
ピルを服用したいならば、禁煙することは非常に大事だと考えるべきでしょう。