トリキュラーはピルの中でも低用量ピルとカテゴライズされています。性行為の前から服用しておくことで避妊措置を取らなかったとしても高い確率で妊娠を回避する効果があります。服用方法、飲み忘れの際の対処法、入手方法など様々な情報を更新していきます。

望まない妊娠をしてしまえば、女性は身体だけでなく心まで酷いダメージを負ってしまいます。
手術を受けるにしろ妊娠を継続するにしろ、女性に様々な問題が待ち受けていることを考えると、避妊は絶対に必要だと断言できます。
中にはパートナーが避妊を嫌がったり、恥ずかしくて自分から避妊して欲しいと言えない人もいますが、そんな場合に頼りになるのがトリキュラー28錠です。
トリキュラー28錠は経口避妊薬の一種であり、正しい服用方法を守っていればほぼ100%近い避妊効果を得ることができます。
トリキュラー28錠の詳しい知識や似た名前のトリキュラー21錠との違い、避妊以外にどんな効果があるのかなどについて知っておくと、様々な用途でより役立てることができるでしょう。

トリキュラー28錠の避妊確率について

トリキュラー28錠は経口避妊薬の一つで、服用することで避妊効果が期待できます。
注目すべきはその避妊確率の高さで、正しい服用方法を守って使用すれば、ほぼ100%に近い成功率を誇っています。
一般的に最も避妊確率が高い安全な方法として知られているのはコンドームですが、実はコンドームでも避妊確率は80%に留まっており、いかにトリキュラー28錠が高い避妊確率を持っているかが分かるでしょう。
確実に避妊したい場合は外科的な手術を受けたほうが安心ですが、手術は時間も費用もかかりますし、なにより勇気が必要です。
トリキュラー28錠であれば、ただ毎日服用するだけという手軽な方法で高い避妊確率を得ることができるため、女性にとって非常に頼りになる存在だと言えます。
トリキュラー28錠がこのように高い避妊確率を誇っているのは、女性ホルモンに似た働きを持つ成分を配合されているためです。
通常、女性は体内に存在する女性ホルモンのバランスの変化によって毎月1回排卵が起きます。
トリキュラー28錠を服用すると、配合されているホルモンの影響によって体内のホルモンバランスが操作されます。
本来のホルモンバランスを変えることで、女性の身体は現在妊娠状態にあると誤解するため、毎月の排卵を起こすことがありません。
さらに受精卵が着床するために欠かせない子宮内膜を作りにくくなるため、万が一排卵が起きて受精しても妊娠する心配が低くなります。
妊娠は受精ではなく着床をもって成立するため、着床を防ぐことができれば避妊も成功となります。
このような効果の相互作用により、トリキュラー28錠を服用することで非常に高い避妊効果を得ることができるのですが、注意しておきたいのが服用方法です。
ほぼ確実に避妊を成功させるためには、当然ですが正しい服用方法を守らなければなりません。
適当に服用していても体内のホルモンバランスは安定せず、排卵が起きてしまって妊娠することもあるので注意が必要です。

トリキュラーの種類について

トリキュラー28錠は、名前の通り1つのシートに28錠の錠剤が入っています。
正しく利用するには、シートに印字されている通りに毎日1錠ずつ服用していく必要があります。
さらに、有効成分の血中濃度を一定にキープするためにも、毎日できるだけ同じ時間帯に服用するようにしましょう。
避妊確率を高めるためには血中濃度が非常に重要なので、朝起きた直後や就寝前など、分かりやすい時間帯にするのがお勧めです。
28錠飲み切ると生理開始を待って次のシートに移ることになるのですが、実は有効成分が配合されているのは1日目から21日目までの錠剤だけです。
残りの7錠は何の成分も入っていない偽薬で、実際には休薬期間となります。
なぜ7錠だけ偽薬を使うのかというと、基本的には21日目までホルモンバランスを操作していれば排卵は起きず、それ以降は特に有効成分の必要性がないためです。
それなら21日目以降は何も服用しなくて良いのではないかと考えがちですが、毎日服用するという習慣をつけるためには偽薬でも飲み続けておいたほうが安心です。
トリキュラー28錠と似た名前の経口避妊薬にトリキュラー21錠というものがありますが、これはトリキュラー28錠とは違い偽薬の7錠を最初からシートに入れていないタイプになります。
偽薬を飲むのが面倒という人は、トリキュラー21錠でも効果に違いはないので構いませんが、偽薬がないため服用の習慣が途切れ、新しいシートに入るタイミングで飲み忘れる可能性が高くなります。
トリキュラー21錠も生理周期に合わせて毎日服用し続けないと避妊効果が得られず、飲み忘れが続くと非常に危険です。
いつもトリキュラー21錠を使っていて休薬期間にも慣れているという人は良いのですが、そうでない場合は偽薬があるトリキュラー28錠を利用したほうが良いでしょう。
ただ、どんなに正しく服用していても確実に100%避妊が成功するとは言い切れません。
何らかの原因で失敗してしまう可能性も残っているため、念のためにコンドームを併用しておいた方が安心です。
トリキュラーとコンドームを一緒に使っていれば、より避妊確率を高めることができます。

トリキュラーには避妊以外の効果もある

トリキュラー28錠には、実は避妊効果以外にも様々な嬉しいメリットがあります。
代表的なもので言えば、80%以上の女性が毎月悩まされているPMSの改善です。
PMSで気分が悪い女性PMSは生理周期に応じて頭痛やイライラ、便秘に吐き気など多種多様な不調が現れる症状です。
生理周期によるホルモンバランスの乱れによって自律神経が影響を受け、正しく活動できないことで起きてしまうと考えられています。
トリキュラー28錠を服用すると、身体が本来分泌していたホルモンとは関係なく、外部からホルモンの量やバランスを操作して一定に保つことができます。
これによってホルモンバランスの乱れが起きにくくなり、自律神経も影響を受けることが無くなるためPMSの症状があまり起きません。
もちろんトリキュラーではなく身体がもともと分泌しているホルモンもあるため、PMSが全く現れないというわけではありません。
しかし服用していない場合と比べて、症状が改善するケースが多いです。
PMSの症状は個人差が大きく、人によっては寝込んでしまって日常生活に支障が出るほど重いこともあります。
婦人科などで実際にトリキュラーがPMS緩和目的で処方されることもあり、症状の緩和に確かに効果があるということが分かります。
また、生理期間中に悩まされる人も多い生理痛緩和にも効果的です。
生理痛は子宮内膜の厚さが影響しており、厚く作られる人ほど生理の際に子宮内膜が剥がれ落ちる量や範囲が大きくなるため、生理痛が酷くなると言われています。
トリキュラーを服用すると女性ホルモンの量が一定に保たれるため、子宮内膜があまり作られなくなります。
厚みが減れば生理の際の出血量も減るため、それだけ生理痛緩和に役立てることができるでしょう。
さらに、若い女性に多い生理不順の改善効果もあります。
トリキュラー28錠は1錠ずつ毎日服用していくため、1日ごとにホルモンバランスを正しく整えることができます。
28錠を飲み切れば数日で生理が始まるため、毎月決まった時期に生理を迎えることができ、生理不順に悩まされることもありません。

子宮内膜症や子宮体癌の軽減や予防も可能

この他、生理痛緩和以外の女性特有の病気や症状を軽減させることもできます。
子宮内膜症や子宮筋腫で悩まされている人の場合、トリキュラーを服用することで子宮内膜を薄くすることができるため、生理痛緩和の時と同じ理屈で痛みを軽減したり出血量を抑えることが可能です。
ホルモンバランスの乱れが大きくなると発症しやすくなる子宮体癌にも効果的で、子宮体癌を引き起こすと考えられている黄体ホルモンの不足を防ぐことができます。
トリキュラーによって卵胞ホルモンと黄体ホルモン2種類のバランスが安定することで、子宮体癌の発症確率も抑えることができます。
子宮体癌は発見が難しく、自覚症状が現れた段階ではかなり進行していることも多い恐ろしい病気です。
普段からトリキュラーを使用していれば子宮体癌のリスクを日々予防していることになるので、まさに一石二鳥だと言えるでしょう。
癌ということで言うと、卵巣癌の発症リスクも引き下げることが可能です。
卵巣は排卵が起きるたびに表面が破れるためダメージを受け、そこが癌化してしまいます。
しかし排卵が無ければこのダメージも発生しないため、トリキュラーの効果によって排卵を抑える期間が長いほど癌ができる機会を増やさずに済みます。
避妊や病気予防以外の効果と言えば、生理日をずらすという画期的な用途も忘れてはいけません。
旅行や結婚式、試験や仕事などでどうしても生理になるのを避けたいという場合、トリキュラーを特定の方法で服用すれば自分の都合に合わせて生理日を移動させることができます。
生理日を早めるのか遅くするのかによって服用方法は変わりますし、希望する場合は数か月前から準備を始める必要があるので、できるだけ早く婦人科に相談するようにしましょう。
トリキュラーは低用量ピルのカテゴリに属していますがこのように避妊以外の効果も持っています。避妊薬には他にもアフターピルや超低用量ピルなどのカテゴリに属するものがあります。
それぞれ使い方が全く違いますから注意しなければなりません。その使い方をまとめたページを紹介しておきますので、気になる方はぜひ目を通しておきましょう。

トリキュラーを飲み忘れた際の対処法

生理痛緩和や生理周期を整えたいという目的でトリキュラーを使用している人は良いのですが、それとは違い避妊を第一の目的にしている場合は絶対に飲み忘れないように注意が必要です。
飲み忘れてしまえば血中のホルモン濃度が変化し、身体が反応して排卵を起こしてしまう可能性もあるためです。
排卵が起きれば妊娠することもあるので、飲み忘れた場合の対処法はしっかり覚えておきましょう。
時間トリキュラーは基本的に毎日決まった時間に服用する必要があるのですが、その時間から12時間以内に飲み忘れに気づいた場合はそこまで問題ありません。
気付いた時点ですぐに服用し、翌日は本来飲むはずだった時間帯にいつも通りに服用しましょう。
毎日服用している時間帯や飲み忘れに気づいた時間帯によっては、1日に2錠服用することもあります。
それでも12時間以内であれば問題はないので、とにかく少しでも早く飲むはずだった1錠を服用してください。
12時間から24時間以内に気づいた場合も、12時間以内のケースと同じように気付いた段階ですぐに服用するようにしましょう。
これくらい長時間服用を忘れていると稀に不正出血することもありますが、少量なら不正出血しても問題はないので、すぐに飲み忘れていた分を服用します。
基本的に24時間以内であれば避妊効果は継続しているのですが、念のためにコンドームを使用しておくと更に安心です。
対処法に注意が必要になってくるのは、24時間以上飲み忘れに気づかなかった場合です。
翌日の服用時間になって前日分を飲んでいなかったことに気づいたら、その場で前日の分と当日の分併せて2錠を一緒に服用してください。
この時、飲み忘れがトリキュラー28錠のシートの何日目かによって対処が変わります。
1日目から7日目までだった場合、その後7日間はできれば性行為を我慢するか、必ずコンドームを使用するようにしましょう。
再びホルモンバランスを整えて避妊効果を得るまでには7日程度かかってしまうため、この期間内はより注意が必要になります。
15日目から21日目までに飲み忘れた場合は、休薬期間を取ることなく続けて次のシートに入りましょう。
2日以上飲み忘れてしまうと、避妊効果はかなり低くなっているため注意が必要です。
本来飲むはずだった日の服用時間から48時間以上が経過してしまった場合、2錠の飲み忘れがあるということになります。
これだけ服用していないとなると、不正出血が始まってしまう人も多いです。
この場合、飲み忘れたうちの最後の1錠をすぐに服用し、残った分は翌日の服用時間に本来服用するはずだった錠剤の代わりに飲みましょう。
避妊効果が復活するまで7日分はかかるため、それまでは性行為を避けるかコンドームが必要になります。
ただ、この方法では必ずも避妊効果が戻る保証はありません。妊娠の可能性も高いため、できればトリキュラーを使ったこの月の避妊は諦めましょう。

飲み忘れが続いた場合は一度服用を止めてもOK

2日以上飲まなかった場合は、その時点で一度服用を中止して新たな生理周期にリセットするという方法もあります。
飲み忘れていた期間の長さによっては、すでに排卵が起きてしまっている可能性もあります。
他の避妊法を行わずに性行為を続けるのは非常に危険なので、生理が始まるまでトリキュラー28錠の服用は中止しましょう。
生理が始まったら、飲み忘れていたシートは破棄して、新しい28錠が入ったシートの1錠目から開始します。
その後はいつも通り、毎日決まった時間に服用を続けていきましょう。
生理がなかなか来ない場合や、不正出血か生理か違いが判断できないような量の場合は、すぐに婦人科へ行って医師に相談することをお勧めします。
トリキュラーは非常に効果の高い避妊方法ですが、飲み忘れるとホルモンバランスがすぐに影響を受けて排卵が起きてしまうリスクもあります。
できるだけ飲み忘れを防ぐためにも、習慣づけしやすい時間帯に服用したり、毎日アラームをかけておくなどの対策を行っておきましょう。